フランスで開催されるF1のGPは2008年にヌヴェールのマニ・クール・サーキットでの開催されたのを最後に、フランスでの開催が10年間途絶えていました。しかし、2018年から2022年の5年間に渡り復活することが決まりました。開催が途絶えてからもフランスでの開催を期待する声があったので、2013年にはフランスでGPを復活させる動きがありましたが、その当時財政支援を予定していた大統領が選挙で敗北し、次期大統領がF1への財政支援を拒否したため、頓挫したという経緯があります。今回開催が決まったのはフランス南部のマルセイユ。マルセイユは近年欧州文化都市となり、市の財政が安定してきたこともあり、市長の承認が得られたため、開催にこぎつけることができたという背景があります。
歴史あるポール・リカール・サーキットでの開催
ポール・リカール・サーキットは、1971年から1990年の間に14回レースが開催された歴史あるサーキットです。そして、2018年の開催は実に28年ぶりとなります。このポール・リカール・サーキットはフランス南部のマルセイユから車で約1時間のル・キャステレ村にあります。ここは1970年に完成し、リキュールで有名なペルノ・リカール社の創立者ポール・リカールにちなんで名づけられています。1986年にはテスト走行中に、エリオ・デ、アンジェリスが1コーナーを走行中にクラッシュし、亡くなってしまったサーキットでもあります。その翌年からはオリジナルのロングコースのレイアウトが変更され、それ以降ショートコースでレースが行われていました。しかし、2018年のGP開催に向け、オリジナルに近いロングコースが復活しました。サーキットの背景や歴史を感じながらF1を楽しむのも良いでしょう。
サーキット内に設置された2か所のDRSゾーンが勝敗を分ける
今回のフランス開催のGPは、ポール・リカール・サーキットが現在のコースレイアウトになってから初めての開催です。開催に際し、このコースのどこにDRSゾーンを設けるかが注目されていました。DRSとはマシンのリアウィングのフラップ(羽)の角度を調節するための、空気抵抗低減システムです。DRSはコース内に設けられたDRSゾーンでしか作動させることができない決まりで、DRSを作動させると普段閉じているリアウィングのフラップが開き最高速度がアップします。このDRSゾーンでのやりとりがレースの見どころの一つでもあるのですが、今回のサーキット内には、2か所のDRSゾーンが設けられました。1つ目はスタートフィニッシュラインのメインストレート。そして、2つ目が長いバックストレートのミストラス。コース内2か所のDRSゾーンに注目してレースを見てみるとF1をもっと楽しめるでしょう。
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