世界最高峰の自動車レースとして知られるF1レースは、ヨーロッパを中心にして世界各国で人気のスポーツです。中でも、モータースポーツの本場として知られているフランスで開催されるGPは、国際規模のF1レースとしては世界最古の歴史を持つレースとして有名です。しかし、近年は景気の低迷や政治的な問題、F1人気の低下などさまざまな影響によって、GPレースの開催を断念する国や、開催継続が危ぶまれる国も増えてきています。そのため、F1レースの数は年々減少傾向にあり、フランスでのF1も2008年を終わりにして姿を消していました。そんな中、フランスでは2018年6月に実に10年ぶりとなるF1のフランス大会が開催され、F1ファンはもちろんのこと、観光客も大興奮のレースとなりました。
フランスGPはイベントも盛りだくさん!
フランスのGPは2018年から2023年までの5年間開催される予定となっているので、一度は生でF1を観戦したいと思っている人は、モータースポーツの本場・フランスで観戦してみるのはいかがでしょう。2018年に開催されたGPでは、レースのほかにもさまざまなイベントが行われ、往年のF1ファンだけでなく、F1初心者や観光客もお祭り気分で楽しめるGPレースとなりました。例えば、F1レースというと本戦一本しか観られないというイメージを持つ人も少なくありませんが、本戦だけでなく、予選や本戦前のデモンストレーション走行、フリー走行にドライバーズ・パレードなど、F1マシーンを間近で見られる機会は多く、ファンにはたまらないものとなっています。また、GP期間中には1日パスだけでなく、GP期間中有効のパスも販売されているので、フランスでGPを思う存分楽しみたいならパスを購入するのがおすすめです。
フランスGPのオススメの楽しみ方とは?
GP発祥の地として知られるフランスで行われるレースは、伝統の一戦として選手のみならず、ファンの間でも特に注目の高いレースとなっています。2018年に開催されたGPでは、2008年まで行われていたフランス・中部にあるマニ・クールではなく、F1が1990年まで行われていたフランス・南部のポール・リカールで行われましたが、ポール・リカールで行われるF1は実に28年ぶりのこととなり地元ファンの期待も集まったレースとなりました。ポール・リカールは、主にメーカーのテスト走行に使用されることの多いサーキット場ですが、全体の4割を占めるといわれるロングストレートや、超高速が魅力であるミストラル・ストレートなど昔と変わらない見所満載のサーキット場となっており、F1を観戦するなら、開催されるサーキット場の構造にも注目して楽しむのもオススメです。